眼瞼下垂
眼瞼下垂とは、まぶたを挙げる筋肉がうまく働かず、まぶたが下がっている状態のことです。
眼瞼下垂の症状
まぶたが下がっている
- 目が開けにくい
- 視野が狭い、見えづらい
目を開けようとして力を入れる
- 眼精疲労
- 頭痛、肩こり
- おでこのしわ
一般的にまぶたは加齢とともに下がってくるので、まぶたが下がったからといって必ずしも病気とは言えませんが、つらい症状が現れている場合は治療をお勧めします。
手術について
当院では炭酸ガスレーザーを用いて手術を行っております。炭酸ガスレーザーは、止血と凝固をしながら組織を切開することができるため、出血が少なく手術時間も片眼で20分と短時間で行うことが出来ます。また、手術後の瞼の腫れや痛みも軽減されます。
眼瞼下垂
腱膜性眼瞼下垂症
まぶたを持ち挙げる筋肉の力が弱くなっている場合ミューラー筋と呼ばれる筋肉を縫い縮める手術を行います。
眼瞼皮膚弛緩症
まぶたの皮膚がたるんで下がっている場合、余分な皮膚を切除し、皮膚を縫合する手術を行います。
術後のダウンタイム
術後の目の腫れ・皮下出血は必ず起こりますので、手術当日からの冷却が必要です。目立つような腫れや皮下出血(※殴られたような跡になります)は2週間~4週間くらい残りますので、外出時にはサングラスを装用することをお勧めいたします。
また、手術後2週間で抜糸をしますが、それまでは糸による異物感やつっぱり感があります。
手術費用
負担割合 | 患者負担額 | |
---|---|---|
片目 | 1割負担 | 約1万円 |
2割負担 | 2万円程度 | |
3割負担 | 3万円程度 |
※当院では美容目的の手術との区別を明確にするため、40歳未満の患者様には眼瞼下垂の手術は行っておりませんのでご了承ください。
当院での眼瞼下垂症手術の特徴
炭酸ガスレーザーで、出血・腫れの少ない手術
当院では炭酸ガスレーザーを用いて手術を行っております。通常のメスでは出血が多いため術野が見えづらく、止血をしながらの手術で時間がかかってしまいます。
これに対して炭酸ガスレーザーは、止血と凝固をしながら組織を切開することができるため、出血が少なく、片眼で20分と短時間で手術を行うことが出来ます。
手術顕微鏡を使用した丁寧な手術
当院では、まぶたの手術時にも手術顕微鏡を使用しています。顕微鏡を用いることで、筋肉や血管などの組織の見極めが正確になり、不必要な組織の損傷や無駄な出血を極力抑えた、丁寧な手術操作が可能になります。