父のまぶたの手術
2020.12.10
先日わたしの父が当院で眼瞼下垂症の手術を受けました。
眼瞼下垂症とは、まぶたを挙げる筋肉がうまく働かず、まぶたが下がっている
状態のことをいいます。
父は以前から両目のまぶたが下がっていて「視界が狭い、上の方が見えにくい」と
気になっていたようです。
父の手術を受ける前の瞼の写真です。
瞳孔の部分まで瞼がかかっているので確かに見えにくそうです。
父はミューラー筋短縮術という手術を受けました。
まぶたを持ち上げる筋肉の力が弱くなっているので、
ミューラー筋と呼ばれる筋肉を縫い縮めてまぶたをあげます。
手術時間は片眼につき20分程度です。
こちらが2週間後に抜糸をした直後の写真です。
しっかりと瞼が上がって瞳孔もはっきりと見えるようになりました。
父も手術後とても見やすくなったようで喜んでいます。
父は今年の3月に多焦点眼内レンズによる白内障手術を受けていたのですが、
今回眼瞼下垂症の手術も行ったことで、多焦点眼内レンズの見えやすさも
より感じられるようになって生活が快適になったようです。
瞼がかぶさって見えにくいという症状でお悩みの方がいらしたら
どうぞお気軽にご相談下さい。
クラーク:ますだ