結膜弛緩症(目のシワ)とは
"しょぼしょぼする、涙が出る"
結膜弛緩症とは白目(結膜)の皮がたるんだ状態をいいます。皮膚にしわが現れるのと同様に加齢性の変化です。
たるんだ結膜が下まぶたの縁にたまるために様々な症状を引き起こします。
症状
ごろごろする、しょぼしょぼする
瞬きによってたるんだ結膜が過剰に動くため、異物感を生じます。
強い痛みではなく、ごろごろする、しょぼしょぼする、何か挟まっている感じがするなど、不快感を引き起こします。
涙目、涙が出る
常時分泌されている涙は、瞬きによって目の表面を潤したあと、目頭にある涙点という小さな穴を通って鼻腔へ流れていきます。しかし、たるんだ結膜が下まぶたの縁にたまっていると、涙の通り道をふさいでしまうために、涙がぽろぽろ出てきます。
乾き目、ドライアイ
本来下まぶたの縁には適度な量の涙がたまっていますが、結膜弛緩症ではその部分にたるんだ結膜がたまっているために涙がたまりにくく、目の表面が乾きやすくなります。
結膜弛緩症は物理的に結膜が余っている状態なので、点眼薬で症状が軽快することはあっても、完治は困難です。
目薬をきちんと点しても症状が良くならない場合は、手術治療をお勧めします。
結膜弛緩症の手術
たるんだ結膜に凝固器具を使用して軽いやけどの痕を作り、収縮させて目の表面をシワの無い状態にします。従来は、結膜を切除して縫合していましたが、結膜を凝固するこの方法では、縫合が不要で手術時間も短縮されます。
術後2週間くらいはゴロゴロした異物感がありますが、徐々に軽快していきます。
バイポーラ―凝固器
SX-2001(田川電気)
手術費用
負担割合 | 負担費用 |
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1割負担 | 約2,500円 |
2割負担 | 約5,000円 |
3割負担 | 約7,500円 |