温度・湿度管理が大事~視能訓練士のお仕事

2016.09.09

9月に入り朝晩はだいぶ涼しくなってきましたね。

 

当法人は基本理念の一つに「手術・レーザー治療を柱とした

高度な眼科医療をご提供いたします」を掲げています。

 

このため、当院では数多くの検査機器・手術機器を導入しています。

どれも精密機器なのですが、中でも日頃から特に管理に気を遣っているのが

屈折矯正手術に使用する二つの機械です。

f:id:taniguchi918:20160903122959j:image:w640

エキシマレーザー『MEL80』とフェムトセカンドレーザー『VisuMax』です。

(私は普段から愛情を込めて『MELちゃん』『Maxくん』と呼んでいます♡)

どちらもカールツァイス社製の機械で、三ヶ月毎に専門の技術者の方に

メンテナンスをして頂いています。

 

これらの機械は、操作するために室内の温度・湿度の要件を満たす必要があります。

●MEL80・・・ 温度 (使用時) 18〜24℃ (使用時以外)15〜30℃,湿度50%未満   

●VisuMax・・・温度18〜25℃,湿度70%未満

これらの要件を満たすため、屈折矯正手術専用の手術室では天井の空調システムと

壁に取り付けてある大型の除湿器が24時間365日フル稼働しています。

湿度の高い季節はこれだけでは足りず、小型の除湿器の数台を増やして

溜まった水をせっせと捨てて対応しています。

f:id:taniguchi918:20160903123348j:image:w360

温度も一年中一定に保たれているため冬の手術室はとーっても寒いのですが、

繊維が舞うのを防ぐためカーディガンなどは着ることができず

半袖の術衣のみで手術に臨むため、寒がりな私にとってはかなり厳しい環境です。。。

ですが適正で安全な手術環境を保つため、気合で乗り切っています!

 

安全な手術環境で患者様に安心して手術を受けて頂けるよう、

これからも日々MELちゃん・Maxくんを大事に大事に管理したいと思います☆

 

視能訓練士:AKI