3歳児健診

2023.02.07

早いものでもう2月、厳しい寒さの日もありますが皆様お元気にお過ごしでしょうか?

さて、今回は3歳児健診の視力検査についてお話しようと思います。

3歳6ヶ月~8か月くらいを目途に市町から「3歳児健康診査」の案内が届き、そこで初めて視覚検査を受けるお子さまが多いかと思います。

3歳児健診における視覚検査の内容は法令で決められており、

1次検査:家庭にてアンケート記入、視力検査

2次検査:健診会場にてアンケート記入項目確認・問診、家庭での視力検査結果の確認と必要に応じて再検査、医師(小児科医)の診察

上記のうえ、要精密検査と判断された場合に眼科へ紹介となります。

しかし、小さいお子さまの場合は0.2程度の視力があれば日常生活は不自由なく送れるため、家族が見えづらさに気付く事は多くありません。また家庭での検査が上手くできなかったとしても、問題ないだろうと親が判断してしまい、再検査の機会を失ってしまう場合もあるようです。

3歳児健診で弱視を見逃してしまった場合、次に発見できるチャンスは就学時健診までないことが多いため、早期治療開始が望ましい弱視治療においては大きな痛手に…

そこで、令和4年度から3歳児健診を受ける全てのお子さまを対象に、屈折検査機器を用いた検査を行う取り組みが始まり、佐賀県内では唐津市以外全て市町に導入され、武雄市・伊万里市・有田町では昨年の半ばから導入・実施されてます。

健診で使われている機器の一つはスポットビジョンスクリーナーというもので、当院でも平成29年から導入しているものと同じです。

この検査を行うことで、大まかな屈折異常(遠視・近視・乱視)の度数や左右差、斜視の有無を発見することができます。視力検査と違い他覚的に測定できるうえ、操作も簡単なので、集中力が短いお子さまでも比較的短時間でスクリーニング検査が行えます。

実際に当院にも健診での屈折検査の結果を持って受診され、その後の精密検査で弱視を発見できたお子さまが何名もいらっしゃいます。

弱視は治療できる時期が限られており、お子さまの将来の見え方を左右する重要なものです。この取り組みをきっかけに、一人でも多くの弱視のお子さまの視力向上に繋がればいいなと期待しています。

健診で再検査を勧められた方、またお子さまの目に関して気になる事がある方はお気軽にご相談ください。当院で可能なことは全力でサポートさせて頂きます♪

視能訓練士:深堀