特定化学物質作業主任者講習
2016.07.29
連日厳しい暑さが続いておりますが、皆様いかがお過ごしですか?
さて、先日私は先輩看護師と一緒に『特定化学物質作業主任者』という、
講習会を2日間にわたり受講しました。
『特定化学物質作業主任者』とは従業員が化学物質等に汚染されることを
防ぐために、指揮管理する責任者のことです。
正直、初めて聞く国家資格名です。
2日目には試験もあるとのことで久しぶりに学生に戻ったような緊張感で臨みました!
当院ではエチレンオキシド(特定第2類物質・特別管理物質)というガスを使用し、
ガス滅菌を行っております。
このガスは、引火性・爆発性があり、蒸気を吸入すると悪心・吐き気・頭痛
などの中枢神経系の症状を認めます。
事例では酸化エチレンガス滅菌装置から医療器具を取り出そうとした労働者が
装置内に残留していたガスを吸入し被災したという事例が挙げられていました。
この講習を受けて、日頃何気なく使っていたガス滅菌装置ですが、
取り扱い方を間違えると大きな事故を招くのだと分かりました。
今回学んだことを他のスタッフにも伝え、安全に業務に取り組んで
いかなければならないと改めて思いました。
看護師:下平